家での暮らし方は、その家に住む人の数だけあります。それぞれの暮らし方やライフスタイルにあった家づくりを一緒につくりましょう。
冨岡瑛美 - House Designer
視線の抜けがある魅力的な空間
視線の抜けとは
視線の抜けとは、遠くまで見渡せる窓や廊下などから感じる奥行き感や広さの感覚です。街中に置き換えると、ビルとビルに挟まれた間から遠い向こうが見えるときが挙げられます。空間に視線の抜けがあると奥行きを感じて空間が広く感じられます。
また、建築では、視線の抜けと留めという設計・デザインの考え方があります。開放感がある空間はとても魅力的ですが、開放感があり過ぎても人は落ち着かないものです。部屋に入った時、またはその部屋でくつろぐ時に、この「留め」と「抜け」のバランス感が非常に重要になってきます。
緑が見える風景を切り取った窓
和室に設けた地窓や玄関入って正面に設けた窓は、自然とその先に見える植栽へ視線を誘導し、外へのつながりが広さを感じさせています。
その向こうが見える奥行きを感じさせる窓・階段
玄関ホールのコーナーの壁それぞれに窓を配置して、ホールから続く廊下が奥に見えることで奥行き感が増し、空間の広さが感じられます。
スケルトン階段にして階段の向こうが見えるようにすることで、階段の圧迫感が軽減されて空間が広く感じられます。
お家の空間は、同じ広さでも工夫次第でより広さを感じることができます。今回は、窓と階段がもたらす視線の抜けをご紹介しましたが、広さを感じさせる手法はさまざまです。
わたしたちが“暮らし”づくりをお手伝いします。