木完検査に行ってきました
木造住宅の現場でいう「木完(もっかん)」とは、木工事完了の略です。
具体的には、大工さんによる主要な工事が完了した状態を指します。

木完時の主な状態
- 柱・梁・間柱などの構造工事が完了
- 石膏ボード張りが完了
- 建具枠(ドア枠・窓枠)の取付完了
- 造作棚やカウンターの施工完了
- 階段施工完了
- 巾木や廻り縁などの木工事完了
木完を迎えると、建物の内部空間がはっきりと分かるようになり、住まいの形が見えてきます。
ここから先は、クロスや設備機器の取付など、住まいを完成へと近づける仕上げ工事に入ります。
木完後に行われる主な工事
- クロス工事
- 設備機器取付(トイレ・洗面台など)
- 照明器具取付
- 電気器具取付(スイッチ・コンセント)
- 美装工事
- 外構工事
仕上げ工事が始まると、多くの部分がクロスや設備で覆われていきます。そのため、木完のタイミングは品質を確認する非常に重要な節目となります。
木完検査では、監理者や現場監督が図面通りに施工されているかを確認するとともに、仕上げ後では見えなくなる部分や、今のうちに是正しておくべき箇所を重点的にチェックします。
石膏ボードの施工確認
まずは石膏ボードの施工状況を確認します。
- ボードの厚さが適正か
- ビスや釘のピッチが基準通りか
- ボードの浮きや割れがないか
- 出隅・入隅に段差や不陸がないか
- 建具枠やサッシとの取り合いに問題がないか
クロス工事の仕上がりに大きく影響するため、細かな部分まで確認します。
造作工事の確認
続いて、大工工事による造作部分を確認します。
- 建具枠の垂直・水平
- 枠材の反りやキズの有無
- カウンターや棚の高さ・寸法
- 固定状況や強度
- 階段の寸法やぐらつき
- 手すり下地の施工状況
普段何気なく使う部分だからこそ、使いやすさや安全性に関わるポイントを丁寧にチェックします。
設備関係の確認
設備工事に関わる位置確認も重要です。
- 給排水配管の位置
- 洗面台やトイレの設置スペース
- 点検口の位置
- スイッチやコンセントの位置
- 分電盤の位置
- 換気ダクトの接続状況
図面通りに施工されているか、生活動線に支障がないかを確認します。
下地の確認
木完検査で特に重要なのが下地の確認です。
仕上げ後は見えなくなり、後から修正することが難しいためです。
例えば、
- 手すり取付用の下地
- カーテンレール下地
- 室内物干し下地
- エアコン取付下地
- 壁掛けテレビ用下地
など、お客様の暮らしに関わる部分が確実に施工されているかを確認します。
各部の寸法確認
最後に、図面との整合性を確認するために寸法チェックを行います。
- 建具開口寸法
- 収納内部寸法
- 天井高
- ニッチ寸法
- キッチン・洗面化粧台設置寸法
わずかな違いでも仕上げや設備取付に影響するため、慎重に確認します。

川木建設が大切にしている3つの確認ポイント
川木建設の木完検査では、特に次の3点を重視しています。
① 図面通りに施工されているか
設計図書と現場を照らし合わせながら、一つひとつ確認します。
② 仕上げ後に見えなくなる部分に問題がないか
完成後には確認できなくなる部分こそ、しっかりチェックします。
③ お客様との打合せ内容が反映されているか
注文住宅では、工事中にコンセント位置の変更や棚の追加などのご要望をいただくことがあります。そうした変更内容が正しく施工されているかも確認しています。
完成まであと少し
木完検査は、単なる品質確認ではありません。
「この先の仕上げ工事へ進んでよいか」を判断する大切な検査です。
川木建設では、完成後には見えなくなる部分も含めて一つひとつ丁寧に確認し、お客様に安心してお住まいいただける住まいづくりを進めています。
完成まであと少し。これから仕上げ工事が進み、住まいはいよいよ完成に近づいていきます。