齊藤 遼
部長
墨つぼ
皆さん、こんにちは。
住宅事業部の齊藤です。
お盆の台風が過ぎ、連日猛暑が続きますね。外に立っているだけでもクラっとしてしまいます。
首筋や脇の下を氷のボトルで冷やして体温を下げてしのいでいます。
先日、お客様のご自宅で素敵な木の工芸品をいただきました。
その名は「墨つぼ」です。これは建築工具の一つで、住宅などの建物を建てる際に、材木に直線を引いたり、建物を配置するための基準線や位置を示すために使われます。
墨つぼの歴史を調べると、古代エジプト時代から使われていたそうです。日本では世界一古い木造建築物といわれる法隆寺の木材に、墨つぼが使用された形跡があるそうです。
1300年以上前から使われており、現在でも素材や形が変わりながらも建築には欠かせない工具として使われていることを思うと、墨つぼの偉大さを感じます。
今回いただいた墨つぼは、大工さんが木を削って自作されたものと伺いました。
墨つぼを知らない方が見ると何の工具が分からないと思いますが、まさに芸術品でもあり、実際に使う道具でもあります。
私の祖父も大工だったので、何か不思議に懐かしい感覚が蘇ってきました。
P.S現在、弊社モデルハウスの部屋を一部改修工事をしております。自然素材(無垢の木、漆喰等)を生かした心にも体にも優しいしつらえです。
そんなお部屋でお茶をしながら住まいについてご相談いただくのはいかがでしょうか。お待ちしております。