追木雅行
住宅営業部 部長
木の調湿効果
みなさまこんにちは。
住宅営業部の追木でございます。
今週は、WBCに日本中が沸きました。
私も、準決勝のメキシコ戦、決勝のアメリカ戦はテレビにくぎ付けになり、優勝という最高の結果に、
胸が熱くなりました。
選手をはじめ、監督、コーチ、スタッフ、関係者の皆様おめでとうございます。
本当にお疲れさまでした。
もう一つのニュースとして、政府が新型コロナウイルス対策のマスク着用について、
3月13日から新たな指針を適用し、屋内外を問わず個人の判断に委ねる方針を決めました。
混雑時の電車内などでは引き続きマスク着用を推奨するものの、新型コロナの感染拡大から4年目を迎える中、
マスクを前提とした生活スタイルが大きく変わります。
この冬も、コロナウイルス感染防止とともにインフルエンザウイルスの感染防止にマスクは、
必要アイテムではなかったでしょうか?
インフルエンザウィルス感染を抑える効果として、木の【調湿効果】があります。
木造校舎とコンクリート造校舎とで、児童のインフルエンザによる学級閉鎖数を比較したところ、
木造校舎はコンクリート校舎の約1/3という調査結果があります
なぜこのような差が生まれるかというと、木材には、コンクリートにはない、【調湿作用】があります。
インフルエンザウィルスは、気温が低く、空気が乾燥している環境では長期間生存し続けますが、
湿度が50%以上になるとウイルスの多くが死滅してしまいます。
部屋が乾燥している状態では、木材中の水分を吐き出し、湿気が多いときには、余分な湿気を吸収する木材は、
湿度を快適な状態に保つ効果をもっているため、木造校舎ではインフルエンザの感染が減ったと考えられます。
また、その他の病欠や不登校が少ないことの理由についても、木の香りや調湿作用などが、
心と身体に安らぎを与えているためではないかともいえると思います。
ちなみに、老人ホームを対象に行われた同様の調査においても木材使用率の多い施設では、
インフルエンザの感染や転倒による骨折、不眠を訴える人の割合が少ないという結果も出ているそうです。
多くの時間を過ごす、住まいの環境や職場の環境。
もう一度、「木」に目を向けてはいかがでしょうか?